簿記における値引・割戻・割引
値引き、割戻し、割引・・・。
どれも似たような言葉で、普段の生活ではあまり違いを意識しません。
特に値引きと割引は。
結構そこが落とし穴で、実際の試験で出てくると「あれ、どっちが何だったっけ?」と混乱します。
値引き
普段の生活においての値引きは、「100円おまけしといたよ」的な感じでしょうか。
簿記で言う値引きは「商品に欠損など品質が悪い箇所があった為、値段を下げる」という意味合いになります。
仕分けは逆仕訳で行われます。
割戻し
普段の生活では割戻しはあまり使いませんね。
簿記で言う割戻しは「大量購入するので、値段を下げる」意味合いです。
10個買うと1個分無料とかああいう感じ。
割引き
普段の生活では、「10%割引きます」という感じ。
簿記の世界では、「掛に対して早めに決済するので、その分を割引きします」という事で、他と異なる。
仕入割引は「営業外収益」、売上割引は「営業外費用」となる。
☆仕入側の例
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
買掛金 | 1,000,000 | 当座預金 | 970,000 |
仕入割引 | 30,000 |
☆販売側の例
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
現金 | 970,000 | 売掛金 | 1,000,000 |
売上割引 | 30,000 |
結論
割引だけは他と異なる!