中小企業診断士になるまで続けるブログ

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ROA (Return On Assets)

財務経験の無い独学者の自分にとっては「ROA」「ROE」「ROI」なんかは違いがサッパリわからず、無理矢理暗記して試験に臨んでも、少しひねった問題を出されるとお手上げな状態になります。

そんな「ROA (Return On Assets) 」についてまとめました。

読み方と意味

あーるおーえー

りたーん おん あせっつ

Assetsは「資産」という意味

つまり、「所有している資産でどれだけの利益(リターン)があるか」という指標のこと。

和名では「総資産利益率」または「総資本利益率」と呼ばれる。

Wikipedia

総資産利益率は、当期純損益を総資産で割った数値である。経営資源である総資産を如何に効率的に活用して利益に結びつけているかを示している。総資産利益率は、「売上高利益率×総資本回転率」という形でも表される。売上高利益率は収益性を示す指標であり、総資本回転率は効率性の指標であるが、総資産利益率は収益性と効率性を同時に示す指標である。

基本パターン

ROA = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100

当期純利益を総資産で割るだけなので、簡単と思いきや分子に別の項目を用いる場合があります。

派生パターン

・総資産営業利益率 = 営業利益 ÷ 総資産 × 100

・総資産経常利益率 = 経常利益 ÷ 総資産 × 100

・総資産事業利益率 = 事業利益 ÷ 総資産 × 100


これらも「ROA」です!と言われたら「はいっ!?」ってなります。

独学者が難しく感じる理由

既に記載しているのですが、ROAという単語に対して「営業利益」「経常利益」「事業利益」といった分子がコロコロと入れ替わる所です。この辺りはあまり詳しく解説している参考書が無いと思われます。純粋にROA当期純利益を総資産で割った値だ!と覚えていたら事業利益で考える問題でバツになるなど、少々理不尽な思いをします。だって「分子は純資産」って書いていたんだよぉ・・・。

結論

ROA「投資した資産に対するリターンの値を図る指標」と覚える事にしました。

総資産に対して「営業利益」「経常利益」「事業利益」あるいは「当期純利益」がどれくらいの割合になるのか考えると、腑に落ちた気がします。

過去問から考える

関連項目

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